5.分散アルゴリズム研究グループの未来
理論と実践のバランスが取れた研究を進めていくのが,ひとつの目標です.「分散アルゴリズムとは?」の中で述べている, Bellman-Ford のアルゴリズムは,理論的に考えられたアルゴリズムが実践で大いに利用されている,もっとも顕著な例でしょう.本研究グループでも,そんなアルゴリズムが開発できるといいな…と考えています.
もちろん,純粋に理論的な研究も同時に行っていきたいと考えています.むかしチューリング(Turing)が「チューリングマシン」を提案し,それは今でも計算機科学の基礎として利用し続けられています.そんな提案ができるとすばらしいですね.夢は「チューリング賞」でしょうか.「そんな大それた…」とはいえ,夢は大きく持っていたいものです.