認知地図の増幅器

Emmaの特徴

Emmaの目標

Emmaの研究では,あたかも認知地図(頭の中の地理的イメージ)の増幅器のように働くデジタルマップシステムの実現を目指しています.このシステムでは,利用者が認知地図に従ってデジタルマップを探索・拡大し,全体を眺めながら気になるところを関連付けて詳細に閲覧することを繰り返します.これにより,利用者が認知地図を豊かに鮮明にして記憶にとどめておけるようにします.

  1. エラスティック(伸縮自在の)シートのように地図を変形させて,広い地域の一覧性と注目地域の視認性を向上させる.
  2. 認知地図と乖離しないように,注目地域(フォーカス)と周辺地域(コンテキスト)を歪なく描画し,簡略化した道路ネットワークなどにより両者を結ぶ地域(グルー)を描画する.
  3. 「ある道路の沿線」や「ある商店街の中」など認知地図に基づく探索命令により,画面に描画すべき地域と各地点の縮尺を定める.
  4. 携帯端末では,現在地を中心に近景から遠景を一枚の図式として描画する.
  5. 建物相互の意味的関係(地図オントロジー)に基づいて,密集したランドマークを抽象度の高いピクトグラム(絵文字)にまとめることにより,都市のイメージ(通りのイメージ,街区のイメージ等)を描画する.
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