認知地図
Emmaの手繰り寄せ操作
頭の中の地理的イメージを認知地図と呼びます.Emmaでは,認知地図をパス(道路などの情報),ノード(交差点や駅などのパスにつながる主要な場所),ディストリクト(商店街などの街区),ランドマーク(有名な建物など目印になるもの),エッジ(海岸線などの境界線)の5つの要素で表します.これは,リンチ(Kevin Lynch)が著書 "The Image of the City" で都市のイメージの構成要素として示したもので,下図のように都市の特徴を表すものです.
Emmaでは,認知地図に基づいて,画面外のエリアを手繰り寄せる操作を実現します.たとえば,街区の一部しか画面上に表示されていないときに,その街区全体を画面に表示させたり,画面外にあるランドマークを画面上に表示させたりする操作(手繰り寄せ(pull)操作)を提供します.この操作では,画面上に表示する地域が広くなる場合には,自動的に縮尺を小さくして注目する地域全体が画面に収まるようにします.
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